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岡山県の関西高校へ進学したピッチャーの中村廉君

今週月曜日の大阪はとても寒く、まだ真冬だと思いたくなるほどの冷え込みでした。
そんな中、井高野ベースボールジムクリニックに球児たちが元気にやって来ました。

その一人、岡山県の関西高校に入学が決まっていた中村廉君は、
今日が井高野での最後のトレーニングとピッチング練習となりました。
高校での合同練習が予定より少し早くなったためです。

いつものように藤田コーチ(京都大学硬式野球部チームトレーナー)の
トレーニング指導の下で、バランス感の良さを発揮。
私のピッチング指導も井高野では最後になるので、じっくり時間をかけました。

廉君は去年の10月からクリニックコースに入り、この日でちょうど6ヶ月。
あっという間の半年間でした。訪れて来た最初の頃は球速が上がらず、
コントロールも定まらないなど、悩みをいっぱい抱えての入塾でした。

そんな廉君の悩みを解決するために、まずはメディカルチェックと
様々なスキルのチェックからスタート。
そして、フィジカルをチェックした結果、特に上半身と下半身のバランス、
体幹の安定力を高めれば廉君の潜在能力を引き出せると判断。

それからは週2回クリニックコースで私と藤田コーチの指導を受け、
それ以外は自主トレ特別メニューを作り、自宅でも下半身の強化や
瞬発系のトレーニングを系統的に取り組みました。

また、体幹と上肢、体幹と下肢の連係をはじめ、
肩、肘、手首、指の使いなどをマスターする投球腕PNFトレーニングなど、
様々なプログラムとピチングフォーム作りに取り組んだのです。

ピッチャーというポジションは日々の投げ込み数が多くなるため、
脚腰が疲労で硬くなりやすく、体側バランスが崩れてピッチングにも
悪影響を及ぼすため、投球バランスが良くなるように、
常にコアのバランスを整えるトレーニングから開始しました。

コアのバッランス力は左右のダッシュ力にも影響するため、
捕球動作をプログラムに取り入れ、
左右の一歩だし能力(瞬発系)を徹底的に強化して来ました。

3メートル位の距離で速いボールや超スローボールをいろいろな角度に投げ、
それをしっかり足を運びながら捕る練習方法です。
この練習によってグラブさばきの反応もアップします。

その初めての練習方法に最初はぎこちなく、
短い距離からのボールに戸惑い、
ボールが上手く捕れないことが多かった廉君でした。

短い距離に反応できれば、かなりの反射力が向上し、
ピッチングで大切な静から動になる体勢の変化、
ワインドアップからの足の踏み込み動作がかなり安定することが期待できます。
また、その反射力はマウンドでの捕球送球力の向上につながることも説明。
かなり練習時間をかけて行いました。

見込み通り、廉君はこれらのトレーニングを6ヶ月間取り組む中で、
その反射能力がアップしてくると、ピッチングでの下半身が
どんどん安定してきたのです。

コアバランストレーニングやメディカルSTトレーニングなどに加えて、
栄養指導も行い、お母さんの協力で食事面からもサポートしてもらいました。
その結果、6ヶ月間で体バランスに変化が表れ、
体も一回り大きく、たくましく成長してくれました。

本当に良くよく頑張ったね!その頑張りに技術がともない、
バランスのとれたピッチングフォームから投げる球筋は、
入塾の時とは別人となり、グングン伸びるボールが投げられるまでに急成長しました。

直球に加えて、カーブやスライダーの肩、肘、手指の使い方を教えると、
かなり落ちるキレのいい変化球が生れ、本人もご両親も本当にビックリしたほどです。

井高野ベースボールクリニックで、フィジカルや技術向上に取り組み、
体格も表情も一回り成長して見える最終日の廉君でした。

最後に「ありがとうございました」と言って挨拶してくれた
廉君の笑顔が印象的でした。

岡山の関西高校は、今年の選抜高校野球大会にも出場した野球の名門校。
昨日から始まった合同練習に向け、廉君は一昨日、岡山へ向かいました。

まだまだこれからがスタートです。進学した高校でたくさん経験を積み重ね、
監督さんやコーチの指導の下でますます成長してほしいと思います。
大阪から活躍を祈っています。

そして、廉君がいつか主力投手になって、
チームメイトたちと甲子園に来る日を楽しみに待っています。

頑張れ、廉君!!!

投稿者 kanrisya|2013年03月27日 14:36 |トラックバック (0)| 日記投稿数 971|

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