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選手科の調整と膝痛のT氏のメディカルトレーニング

今日も学院は休み。今私は新入学生を迎える準備としてテクニカル教本作りに着手している。

そして野球選手科の故障組と投球フォームに悩みを持っているキャッチャーを見る。
吉岡は引き続き肩の筋肉づくりとフォーム改善に入る。
グラウンドで投げてからの症状を確認して、今日も同じ肩作りトレーニングに入る。順調に肩は仕上がってきている。フォームも大胸筋を使えるようになった。アクセレレーションで腰の回転を利用して、腕だけで振らない課題を持って頑張っているのだ。
肩投球PNFを終え、スタンディングピッチングPNFで終了。

次は坂田。オープン戦で正捕手を務め、今疲労の極限が背筋に表れている。その背筋を藤田トレーナーに調整してもらい、本格的にピッチング動作の指導に入る。
ボールが伸びずに悩んでいる。そのためには、もっとステップの力強さと胸のしなりを使うフォームの必要性を伝え、体と腕、肘、手指の使い方を指導する。
随分と変化した。汗をいっぱい流しながらの練習であった。

柳は引き続き青山コーチから捕球動作の基本を指導してもらう。目は輝き、学ぶ喜びを噛み締めながら、野球人になりたい一心で取り組んでいる。
荒井もオープン戦の連戦で大腿部後面に疲労を訴えているだけに、藤田トレーナーに調整をしてもらって終了。

そのコンディショニング終了後に大阪のベストアップの新しいクライアントT氏(62歳)のメディカルケアとトレーニングに入る。
整形外科医師からの紹介だ。10年間膝痛で悩み苦しんだ末に現在の医師と出会い、股関節の状態が悪いことを知らされた。それが原因で膝に症状があらわれていることを指摘され、股関節は手術も必要な状態だと通告されたのである。
しかし、T氏は手術ではなく保存療法を希望され、故障後の復活を専門にアスレチックリハビリをするメディカルトレーナーである私の元へ、本格的トレーニングのために訪れられたのである。
膝のレントゲン上、骨にも異常が見られないとの医師の診断どおり、痛みが一番きつい関節は正常。しかし痛みが伴わない股関節に機能的変性が表れている。なかなか複雑な状態だ。
ウォーキングをスクリーニングすると、体のバランスが右へ傾き、荷重率は右が多くなっていると判明。その分、右への負担が大きいため、コアのバランスを取り戻し、荷重バランスを整えることを説明。
次に下肢の機能に対するアプローチは、症状が出ている膝関節でなく、その膝に症状を出させている足関節と下腿部、そして大腿部へ筋肉調整を1分。
足底部の筋バランス操作を20秒。すると、左右拮抗筋の緊張と緩みのバランスが戻り、セッティングトレーニングが可能となり、大腿四頭筋を使えるようになったのである。
ご本人も10年間苦しみぬいた膝伸展時の痛みから解放され、笑みが浮かぶ。

「凄いです。歩けます」
これから筋肉を鍛えることが股関節と膝を守る一番の薬です。保存療法は自らの力で関節へかかる体重負荷を和らげ、炎症を取る方法。それゆえにファンクショナルトレーニングはとても大切。
メディカルトレーナーとして30年、人間の動きを分析し、正常な筋肉の働きが出来るようにコンディショニング・ケアを行うのが私の専門。
今まで不安の中で苦しんでこられたT氏と一緒に喜びを味わえたことに、この仕事をする幸せを感じることができました。
次回のトレーニングまで、自宅でできる運動を藤田トレーナーから指導してもらって今日は終了。ただ、今まで体幹のバランスが崩れたままで長い年月を生活されていることと、弱化している筋肉は一日で鍛えることができないため、私が機能設計し、ヨネックスと共同開発したコンディショニングウェア、マッスルパワーSTBを使用していただき、トレーニングの保護力を高める方法をとった。
T氏もSTBを着用して、「先生、腰が安定して歩きやすいです」と大変喜ばれて、まずは来週まで無理はしないことを約束して今日は終了した。

投稿者 kanrisya|2009年04月02日 17:29 |トラックバック (0)| 日記投稿数 721|

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