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パ・リーグ投手の調整2

「どう?調子は?」
「ハイ。機能はかなり痛かったです」
「少しずつ、今まで動いていなかった筋肉を取り戻して、少し使えるよううになって体重が足首に直接乗りはじめているから、我慢しなきゃ」
「はい、頑張ります」
今日はアロマセラピーで皮膚から筋肉の緩みを深部筋へ働きかけて、その後、今回復している機能へファンクショナルテープを入れるね」
「はい。お願いします」
必ず故障後のケアリハビリプログラムを選手に説明し、選手と共に同じ願いを持ち、そして意識を持って調整するのが私流。
手順よく調整も進み、最後にファンクショナルテープを施す。どの機関でもコンディショニングの際に巻くテープは足関節と下肢を中心にした方法である。その機能アップを図るテープとトレーニングの効果によって、今の機能まで回復できている。

今日私は新たな一歩へ導くファンクショナルテープを考える。足関節を構築している距腿関節、距骨下、ショパール、リスフランの動きをチェック。
手術は成功しているという担当医の言葉通り、座位による足関節の動きは回復しているので安心してテープを巻く。

ファンクショナルテープは必ず動作解析をしてしっかり関節の連動性を読み取り、巻く位置、そして方向とパワーを決定する。彼に説明しながら巻き上げる。完了。
「先生、このテープなら、自分で巻けますね」
「簡単でしょう。でも、今の君の状態をこのテープの力で補強し、蹴る動作やスクワットトレーニングができるからね。」
彼はエーっと驚く。
「大丈夫だよ、これで。今まで使えていなかった筋肉が足底のバランスを悪くし、弱らせていたの。そこへのアプローチだからね」
「ハイ」
その結果、今まで痛みがあって出来なかった蹴り足動作も痛みも無くクリアできた。その時の本人の驚きは想像以上である。
「先生、やった。これなら歩ける。そして走れそうです。すごい、このテープは!!」
と感嘆する選手。
次に私が、「もう大丈夫。完全にスクワットからしゃがみ込みができるよ」と伝えると、半信半疑な眼差しで恐る恐るしゃがんでいく。今までどうしてもスクワット(立位での膝屈曲)で90度以上を許してくれなかった足首が、思うとおりに曲がっていく。
自分の変化を体感しながら、心から喜ぶ笑顔が見えた。
「出来た!!先生、本当や!!すごい、うそみたいだ。今まで4ヶ月間どうしても、もう一歩前進しなかった足の踏ん張り感が故障前と同じ力感に戻り、スクワットが出来た!!」
全身で喜びを表現する彼。
「本当に良かったね!」と私が言うと、「先生にまた助けて貰った。有難うございます。」
これで大丈夫。しばらくテープの力で踵をアップさせて、今まで指の筋肉を上手く使えたかったことで弱った筋肉を自然に体重負荷によって強化できることを説明。

彼も指の筋肉を鍛えるためのトゥギャザー運動やボールでの指トレーニングを繰り返し、実践。足関節の機能アップを毎日行ってきているので、次へのステップアップは体重負荷だ。ピッチングでの軸脚でもある足の故障だけに不安があっただろうが、今日を機に安心感がよみがえり、新たな一歩を踏み出したのである。より積極的にランジ系とダッシュ系、アジリティと足関節の巧みな調整を必要つする動きのトレーニングに入ることができるからだ。来シーズンのキャンプ入りに十分に間に合うとい私の言葉に「はい」と力強く答えてくれたのである。
応援宜しくお願いします。

投稿者 kanrisya|2007年12月27日 20:59 |トラックバック (0)| 日記投稿数 406|

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