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パ・リーグ投手の調整1

今年も故障をかかえた様々なスポーツ選手との多くの出逢いがあり、コンディショニングを担当した一年であった。
私の行っている故障後の復活に大変重要なリスク分析と、その回復のために実践する筋セラピー、そして正常化した筋肉に対し、アライメントを整えるニュートラルトレーニングに、皆一様に感動する。そして、もっとも感動するのが、故障部(疾患)に対する患部外メディカルトレーニングによって疾患部の炎症度が下がり、機能改善効果がすぐに表れるということである。
もっと早く先生の所を訪れていたら、この長い症状との戦いから脱することができただろうと私に訴える選手達。
その都度、早くスポーツ界にメディカルトレーニングが指導できるメディカルトレーナーを一人でも多く浸透させたいと思う。

今私は、パーソナルトレーナーとしてシーズンを終えたプロ選手たち身体のケアを行っている。クリスマスが過ぎ、世の中がこの一年のまとめを行おうとしているこの時期に、一人の選手が故障を抱えて帰阪した。パ・リーグ球団のピッチャーである。
その選手は足関節を構築する腓骨を8月に骨折。その後、4ヶ月間リハビリトレーニングを現地の医療機関で実践してきた。

来シーズンの復活を目指し、今冬故障した足関節と患部側の下肢機能の完全回復を目指している選手だ。
調整1日目
可動域、筋肉の状態を見る。
しっかりと足関節の可動域は確保できるが、自体重でのスクワットとなると立位で膝屈伸90度がやっと。かなり足関節周囲につっぱり感と足関節内側下部から下腿内側に痛みが走ると訴え、これ以上の角度は無理だと言う。
自体重がかかるスクワットは股関節、膝関節、足関節の機能が正常に働き、その関節をコントロールする筋肉が働くことで、可能となる。医師からは手術は成功しているから安心しなさいと言われているが、彼の中ではまだ自体重に対する機能が上手く調整できない状態なのである。
私のところにやってくるまで、鍼やマッサージ、物理療法、運動療法を4ヶ月間実践してきて、可動域を正常化させ、現状まで筋肉も回復させている。
私の調整に期待することは、次のステージ。自体重トレーニングを実践可能にすることである。
まず、下肢のアライメントを正す(股関節が外旋膝関節が内旋状態であったため、その機能を正す。)
立脚時での股関節と膝関節の逆方向螺旋運動を可能にするためである。その機能を整復させるため、筋セラピーで筋の張力を戻す。その結果、可動域が回復し、膝と股関節の動きが確保できた。
よし、次は足底部だ。中足骨や足底の内在筋の調整だ。かなり足底アーチが損なわれている。踵の蹴り足動作が上手く出来ないのはその結果である。
そしてPNFトレーニングで筋力と神経を回復させる。
全ての調整法を終了。少し、歩きやすくなり、スクワットも90度から100度まで可能となった。「うん、少しずつ戻すからね」
「はい。お願いします」
故障箇所の調整後は体幹バランストレーニングと腱板トレーニング、そして肩トレーニングの実践で今日は終了。

投稿者 kanrisya|2007年12月26日 20:57 |トラックバック (0)| 日記投稿数 406|

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