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谷プロの調整

谷の調整に私とともにスポーツトレーナー科の実習生3名と整体学科の実習生2名が入る。
交通事故により「むち打ち症」と診断され、頸筋と背筋群の強度の緊張がとれない。頸椎の可動制限が著しく悪化し、スイング時のアドレスの構えすら耐えられない状態。
回旋能力も殆ど無いため、今はスイング練習は無理。そのことで機能レベルの低下とゴルフ筋や全身の体力低下が起るのは当然のことだ。
今、体力低下を最小限にくい止める策は下肢トレーニングの実践と肩インナーマッスルの筋トレーニングの実践を続けること。体幹は頸椎の可動性を回復させなければ身動きが取れない状態である。
事故による衝撃が脊椎の深部筋に大きなストレスを与えている。頸椎の回旋角度も右35度、左40度。前屈で痛みが出る。今週の関西オープンの試合に出場できるかどうかが心配なところであるから、谷も不安であろう。決して機能状態は良くはないが、今は体力低下を防ぐことを主題にし、出来る動きからトレーニングすることしかないのだから。この時期のPNFは非常に効果がある。

その施術法を見学していた学生達も、その巧みさと効果に目を疑い、感動する。
施術に際して実施する機能鑑別、そしてスクリーニングチェック。クライアントに対しての施術までの管理の流れ、対応、カルテの書き込みなど、スポーツトレーナー科の実習生は授業では学んでいるが実践を見るのは初めてのことだ。
流れを学ぶことは実習生にとって得るものが大きい。特に受傷後しばらく時間が経過してゴルフをやっていた選手が、そのストレスに耐え切れず1週間前にリタイアした。その特殊な状況にある谷選手。
背骨の深部筋と関節、骨盤、胸部に整体術でアプローチ。頚椎にはマニピュレーションにより椎間関節へスクエアアジャストアプローチ。次にコアヒーリングPNFで神経活性。急激な衝動により興奮状態にある神経を整える。施術時間1時間、頸椎左右50度に回復。前屈、屈伸ともに正常角に戻り、本人も動きやすくなったと自覚あり。
だが、常にこの繰り返しであることを理解させる。
「むち打ち」症状とは、そういう病態をとることが多いのだ。施術直後は症状が緩和しても、また次の朝には強張りがみられる。でも少しづつ筋肉と関節の神経が正常化することで普段の自分に戻れること、それまでは継続することが大切だということを谷に伝える。

全身のリラクゼーションが今の谷にとって一番重要であることから、最後は整体学科の中村さんと富永さんが下腿部へ今日実践授業で学んだアロマセラピーを実施する。二人とも谷の足を前に緊張感も高かったと思うが、十分にマッスルセラピーで技を磨いている二人。手の流れが非常によく、谷も気持ちよく受けていた。今日の経験を活かしてさらに技術を磨き上げてくれるだろう。
スポーツトレーナー科の新階君と石田君、そして北田君は階下にあるジムで野球選手のストレッチとトレーニング指導の実践に入るために移動した。
どんどん実践を経験することで、普段体験できない緊張感を味わっているだろう。その経験の積み重ねが素晴らしいトレーナーになる一歩だから頑張ってもらいたいと心から願った。

投稿者 kanrisya|2007年08月24日 17:45 |トラックバック (0)| 日記投稿数 721|

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