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選手科のトレーニングと陸上短距離選手の調整

さぁ今日もトレーナーとして忙しい一日の始まり。スケジュールはみっちりと詰まっている。
午前中は、ベストアッププロショップで販売しているCW-Xプロトップの効果と使用法についての文章を作成。次にゴルフスイングの研究、動作解析し、次回の連載の準備をする。
午後は甲子園のベストアップで野球選手科の細井の肘の調整に入る。その後インドアで選手科の内野手の捕球練習のコーチを務める。

今日は朝から野球選手科の体験見学会に4人が参加しているが、その4人も選手科と同じ練習を体験させる。その動きでボールに対する反応や身体のしなやかさなど、今後の判断とする。4人ともインドアでの新感覚の練習にとまどいを見せていたが、どんどんボールに対して反応できるようになり、フットワークも軽やかになってくる。いい感じだ。
この練習によりボールに対する捕球の反応を向上させることを説明し、終了した。

選手科のインドア練習中に、神経系にハンディを持つ少女のコンディショニングを1ヶ月ぶりに行う。

先週の金曜に調整したが、まだまだ神経バランスにばらつきがあり、歩行時にかなり体幹のぶれがある為、体幹のコアバランスを整えるマッスルセラピーと痙性麻痺がひどい下腿から足底部を入念にアロマでリラックスさせ、可動域改善をすすめる。

コンディショニング終了後に、ボール投げやソフトボールのバッティング練習。元気に汗を流し、笑顔が飛び交う。
「その調子、グッド、いい調子だよ」
1ヶ月のロスをカバーする為、今週は2回トレーニングをすることとなった。

次に甲子園秋田県代表校のピッチャー2人の身体バランス調整とフォーム指導。
1回目の調整より今日はかなりいい状態で、本人達も「甲子園入りしてからのピッチングはボールが走り、とてもいい感じ」と、試合前のコンディショニングとしては順調な仕上がりであることを確認する。

2人のピッチング指導の後、野球選手科の青木と石田のピッチング指導に入る。久しぶりの指導である。
肩を痛め、一度は野球を断念することまで考えた青木と、都市対抗以来、昔痛めた肘の故障が悪化し、この間ずっと肘機能の改善を進めている石田。肘の可動域回復とともにトレーニングを進め、肘にストレスがかからないバランスのとれたピッチングフォーム改善に挑戦させている。彼も都市対抗終了後、一旦はピッチャーを諦めようとした選手。

いつも口数が少ない石田が「先生、話があるんですけど」と相談を持ちかけられた。引退し、今後は野球トレーナーとして生きていきたいとの希望だった。
「石田、わかった。先生のような道を歩もうとしてくれる君を先生も応援するよ。だけど、まだ諦めちゃダメだよ。もう一度やろう。今のフォームでは肘に対するリスクがどこかにあるんだから、先生がフォームを分析し、必ずもう一度グラウンドに戻れるように指導してあげるから」と説得。

今日、こうして1ヶ月半ぶりにインドアでシャドーをチェックするところまで回復した。今、グラウンドでは20mを5割レベルで投げられるところまで回復した石田である。アクセレレーション時で肘が遅れるリスクと左肩左体幹の回転力をピッチングフォームに取り入れ、右腕の加速によってかかる肘内反ストレスを軽くしようと指導を進めている。この考えを彼も理解し、積極的に再起を目指し、肘調整、投球トレーニング、フォーム改造に取り組んでいる。フィールドでは距離を管理しながら努力している選手なのだ。

一方、青木も一時はグッドボールを生み、ピッチングが良い調子に入った選手なのだが、肩の調子がいい時の投げ方と、はずれた時の投げ方が交互に出入りすることで本人もかなり悩んだようだ。彼自身野球は大好き。そして非常に球筋のいい選手である。このまま諦めるのは非常に残念な選手でもあり、肩のストレスを改善するために、肩甲骨・上腕リズムの調整をしっかりキープさせながらのトレーニングとフォーム指導に地道に取り組んでいる。

今はその対処法しかないのである。肩が痛いと休めば、肩周囲だけでなく、下肢、体幹、周囲の筋や投球神経まで鈍くなり、投球できる気力を失う恐れがあるため、少しずつ機能に応じた筋調整とフォームで、投げる距離とスピードで管理しながら少しずつレベルをあげ再起にかけている青木なのだ。

気がついたら6時半。クライアントが引き続き待っている。兵庫県の小野市からやってきた短距離走を得意とする中学2年生の少女だ。半年前から腰が痛く、走れずに悩んでいたところ、学校の校長先生の紹介で私のコンディショニングを受けにやってきたのである。
どの病院へ行っても直接的な痛みの原因は判らず、悩んだ末、母と二人で訪れてきた。
機能バランスでの柔軟性テストはかなり悪く、身体が疲労困憊状態。長座の前屈も全く前傾できず、背臥位で膝屈曲も出来ず、動作1つ1つが不自由な状態で大変痛く辛そうな表情をする。

その彼女に「ここは病院じゃないから痛い腰は一切触らないから安心してね」と説明。
なぜそう説明したかと言えば、何度も訪れた先で患部へのコンプレッションを施されたようで、訓練台へ上がることすら恐怖心が伴うようになっていたのである。

かなり、身体の筋バランスが崩れ、骨盤の歪みも見られたため、まずコンディショニングの前に私が考案したCW-Xプロモデルの脚用タイプのハーフパンツをはいて貰う。そうすると、骨盤を正常な位置に戻そうとする機能で立脚時の軸脚が安定し、歩行が安定する機能によって様々な痛みが完全に消えた。本人も感激と驚きが隠せないほど不思議な表情をする。
「どうして? あれ、今までの痛みがうそみたい」といった表情。
そんな彼女に「このウェアは骨盤を整える機能があるんだよ。先生が設計し、腰痛をもっている人も安心して動けるからお勧めのアイテムなんだよ。これからはこれを着てトレーニングしていこうね」と声をかけると
「うん」と、やっと安心したのか笑顔が見られた。30分のマッスルセラピーを上肢帯、下肢全域に施術。腰部に一切施すことなく、柔軟性を回復させ、次にPNFトレーニング、腰回旋トレーニング、下肢トレーニング、上肢トレーニングと進めていく。

そのメニューを明るく元気にこなし、来院した時には歩行もしにくい状態だった彼女が走るレベルまで回復。
「良かったです」とお母さんも大喜び。
「これからはこの状態をキープするためのトレーニングを家でしっかり行ってください」とセルフコンディショニング法を指導し終了!!

自分が設計したCW-Xプロモデルのすごさをあらためて感じた一日であった。

投稿者 kanrisya|2007年08月07日 18:52 |トラックバック (0)| 日記投稿数 721|

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