リベンジにかけるもう一人のピッチャー青木
青木は去年の9月より肩を痛め、思い通りに投げることが出来ず、3月より本格的フォーム改造に着手し、私が指導することになった。
「先生、投球みてください」の声。
今まで私のところに直接訴えてきたことのなかった青木が、私の指導を求めてきたのである。
9月から現在までの試合期でない時期、体力づくりトレーニングを一生懸命にやってきた選手だが、実際のピッチングになるとあまりにもバランスが崩れる。去年の入学時からテイクバック、コッキング、アクセレレーション、リリースポイント、フォローの各動きの中で軸脚、蹴り脚、そして身体の回転、体重移動のテクニカル面全てに課題を持つ選手だけに、1年次の後半からフォームの確立に取り組んできた。
その青木が少しずつ成果を上げ、4月、5月と少しずつだがブルペンでも安定性が高まり、自信がついてきている。故障後のリ・コンディショニングはより慎重に取り組まなければならない。ピッチングの量や距離が大きな問題となる。機能の許容量を超えると再発する危険性が高くなるため、私もその部分では充分配慮し、5m、10m、15m、30m、と少しずつ段階を引き上げ、トレーニングの見直しとフォーム指導により確実に実力がついてきている選手である。
5月29日の甲賀戦Bグループの試合では2イニング登板し、すばらしい投球を披露した。バッテリーコーチの児玉氏からも高い評価を受けた。だが、本人の調子が上がってきたことと、早く公式戦で投げたいという焦りによって、どんどん投球数を増したために少し肩に違和感を訴える様になったのが都市対抗前である。
また振り出しに戻った。
だが、故障を繰り返していた時のバランスの悪いフォームで痛めたのではなく、バランスのいいピッチングはマスターしている為、リ・コンディショニングは1回目の故障よりはるかに経過は良く現在順調に仕上がっている。
常に肩機能にストレスがかかっている筋肉を調整し、上肢帯を使える状態に戻し、そして体幹・下肢・肩・上肢帯の筋力UPトレーニングを入れている。
前回の故障の際に、フォームバランスの矯正に時間を費やし、筋肉の偏りを改善するためにウエイトを少なくしたことにより疲労度への耐久力が弱くなり、その結果肩に違和感を訴えたと考える。
その考察がやはり的中。現在は耐久力を高めるウェイトトレーニング、野球インバランストレーニングの基礎力をグーンとアップしたことで、遠投→ブルペンで投げるところまで回復した。
あとはしっかりと機能許容量を管理しながら少しずつ復活させる。まだ、青木と私の挑戦は続く!
今日もグラウンドで元気な青木がいた。
投稿者 kanrisya|2007年06月26日 19:30 |トラックバック (0)| 日記投稿数 721|
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