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QT5日目(決勝ラウンド1日目)1アンダー、トータル3アンダー 48位タイ

朝4時起床。「先生、朝やばかったです。首を大きく回したら、筋肉が引っ張られそうになりました」と谷。
「だめだめ、朝は筋肉の緊張がとれるんだから、急に動かすと筋違いを起こすよ」
「ハイ」
車の中で仮眠をとってゴルフ場に着く。
まだ太陽が出ておらず、寒さが身にしみる。今日は今までで一番温度が下がっている。
寒い朝、2番目のスタートだが、グリーンに霜が降りているため30分遅れて8時スタートになる。

スタート前のストレッチと練習、ショット、パター、アプローチ。身体が温まって、イメージも試合に向けて集中してきた所でスタートが遅れる。こんなことは自然が相手のゴルフでは起こりやすいアクシデントだが、選手のコンディションづくりは難しい。

「先生、この間が嫌ですね」
「うん、そうだね。しっかり素振りとパター練習をしましょうよ」
黙々と素振りをする谷。
「先生、僕、身体が回っていませんね」
「そうだよ。だんだん左の軸へ重心が移りすぎて、テイクバックのときに右へ体重移動が少なくなって回転も小さくなっているよ」
「そうですね。今日はダイナミックに身体を回して振って来ます」
寒さの中で練習を終え、自分に言い聞かせるように私に心構えを伝え、スタートホールに向かった。

14時20分、予選ラウンドでは2日間ともボギーを叩いた18番ホール、パーファイブに姿を現した。グリーン上の谷がバーディパットを見事に沈めた。ハーフターンのティーショト。少し右へ抜けたようなショット。この4日間は後半にスイングイメージが消えて来ていただけに、それを見てまたもや不安がよぎる。
セカンドショットをグリーン右へ乗せてパー発進。
まずまずかな。後は2時間半後の最終ホールで待つのみ。

谷がホールアウトするまでの間、コーチとして何も出来ないため、私自身の来週の講演準備を進める。時計を見ながら、期待と不安が入り乱れた状態で選手を待つ。この10年、谷や他の選手に帯同してテストや予選会は何度も経験しているが、嫌な時間空間である。

最終ホールに出向くと谷がセカンド地点へ来ていた。そこからセカンドショット。グリーンとエッジぎりぎりに落下。かなりショットが苦しそうである。
2段グリーンの下、しかもエッジとなればパターが難しい。1パット目で1ピン内に寄せる。打ち切れていないショットの影響がパターにも出ている様子。残した距離は選手にとって嫌な距離。一緒にラウンドをしている選手もボギーパットになる人、パーパットの人と様々だ。皆の顔から精気が失われ、疲労を隠せない辛い雰囲気が嫌と言うほど伝わってくる。
他の選手が打つ間、懸命にパットの素振りをする。
さぁ、いよいよ構えに入る谷。
ナイスストロークで見事にパーセーブ。だが、少し表情がさえない様子。
思うようにスコアが伸びていないのは一目瞭然で理解できた。

投稿者 kanrisya|2006年12月03日 09:42 |トラックバック (0)| 日記投稿数 721|

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