甲子園シニアのピッチャーとコーチ

生徒の中沢さんから「先生、朝起きる時に脚に力が入りにくくって、
今、歩く力も出しにくいんです」と私への相談だった。
ちょうど説明会中であったが、その生徒がかなり歩きにくい
様子だったため、中断せざるをえない状況となり、
説明会中に生徒のコンディショニングを実践することになった。
その旨を説明し、説明会参加者も了解していただけたので、
早速施術に入る。
リスクを見極めるため、ウォーキングをビデオに収める。
そしてウォーキングのメカニズムを分析、次に体幹と下肢、
特に股間節の機能状態を膝屈曲位でチェック。
すると、リフトがしづらく、自動運動が上手くコントロールできない。
「先生、脚が重たくって、自由に使えません」「そうか、わかった」
プロダンサーであり、インストラクターの彼女は、ダンス歴40年というキャリア。
昨日の練習内容と過去の既往歴を聞くと、中学生の頃から
椎間板ヘルニア症と診断され、慢性的な腰痛があったという。
でも、「脚が重たい。動きにくい」という今回のような状態は初めてだという。
明らかに股間節や骨盤の回旋力が止まり、足の張り出し機能が弱くなっている。
昨日は元気にダンスを2時間半踊り、何度もジャンプが出来た彼女に、
一日で何が起こったのか?
それを判断する機能スクリーニングチェックと練習内容を細かく聞いた。
そこで背筋の強度の緊張が原因で、骨盤が制御できないことがわかり、早速調整。
マッスルセラピーとヒーリングPNFを脚へ。
5分経過したぐらいで歩行も元に戻り、元気に歩き出した。
「わぁー、歩ける。先生、有難うございました」
説明会参加者も、その様子を生で見た感動とテクニックの効果に
「すごいですね」
「これがメディカルトレーナーの技なんですか?下肢が痛いのに、
そこへはなんのアプローチもせず、背筋調整だけでこんなに変化するんですか?」
と驚きの声。
「僕たちも頑張りたいです」と、意欲を出してくれた。
午後6時、ベースボールジムに入り、中学2年生のピッチャーのフォーム指導に入る。
最近、肘が痛くなり、思うように投げられないという悩み。
動作解析すると上体の回転も体重移動も上手く使えていない状況で腕が振り遅れ、
肘で投げる力を出そうとした結果の痛みと判明。早速フォーム矯正に取り組む。
まずは、身体の回転をスクエアに出来る様に下半身のステップ幅を見直す。
次に重心の安定性を改善。そして下半身の上で腰を回すタイミング、そして投球腕、
そして、テイクバック、コッキング、アクセレレーション、リリースとボールを腕のレイトで
パワーを繰り出していくタイミングを指導。
どんどん、自分の中でパワー感が出てきたようだ。
「先生、力が出ます。ボールが行きます。腕が勝手に前に出ます」と大喜び。
少しずつ理解していく中で選手の肘への負担も軽くなり、
心地よいフォームは腕も使いやすく、尚且つ、パワーも出しやすいということが分かったようだ。
次に中学3年生、甲子園シニアの球児、エースピッチャーの川中君。
先週から引き続き、フォームが確立するまで要チェックの選手。
「だいぶボールにスピードが出てきました」と本人。
引率のコーチは
「インドアで投げているタイミングは、外ではまだ出来たり、出来なかったりです」と。
コーチは野球トレーナー科を4年前に卒業した橋爪渡君である。
今日はさらにパワーの出し方とコントロールを高める投球腕の使い方を指導。
インドアで早速シャドウからピッチングに移る。捕手は元プロ野球選手の舩木コーチ。
体感と目で理解させる。舩木コーチも「Good ball」と高い評価。
本人の目の輝きも最高であった。どんどん上達して、野球を楽しみながら進化して欲しいと思う。
最後に2人のプロ野球選手のコンディショニングで今日は終了。
日々色々な課題を与えてくれるクライアントに感謝し、明日へと活力を繋いだ。
投稿者 kanrisya|2006年07月26日 12:55 |トラックバック (0)| 日記投稿数 406|
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.makireiko.net/mt/mt-tb.cgi/164
